１０月１５日（月）～１９日（金）に開催の「第１７回世界湖沼会議（いばらき霞ヶ浦２０１８）」に参加しました。

茨城県では２回目となる「世界湖沼会議」は、「人と湖沼の共生ー持続可能な生態系サービスを目指してー」というテーマのもと実施。
水戸英宏中学校科学部は、１４日に開催された学生会議の「ディスカッション・口頭発表・ポスターセッション」に参加しました。

水戸英宏中学校科学部は、４年前に「科学同好会」として設立。学校の裏山にある耕作放棄地を再利用し、「英宏の泉～ホタル再生プロジェクト～」に取り組んできました。
今年は１６０匹をこえるゲンジボタルが夜空を飛び交い、その光景はとても幻想的でした。

また、昨年行われた全国規模の大会「低炭素杯２０１７」において「学校部門　環境大臣賞・金賞」を受賞。今年は「英宏の泉」が「セブンｰイレブン記念財団」との共同事業である「茨城セブンの森」として選定され、全国で初となる「河畔林」の保全活動がスタート。

今回の「世界湖沼会議・学生会議」では、科学部のこれまでの取り組みが評価され、世界５０か国が参加するなか、中学校部門において「学生会議６団体」に見事選出され、「ディスカッション・口頭発表・ポスターセッション」を行いました。

「ディスカッション・口頭発表」では、今までの活動報告のほかに、様々な質問に対して回答したり、様々な団体との意見交換やディスカッションを通して、みんなで湖沼とそれを取り巻く環境を良くしていこうという生徒たちの熱意が感じられた。

「ポスターセッション」では、多くの方々が「環境保全活動」に熱心に耳を傾けて聞いてくれました。多くの方々が「環境保全活動」に興味を持っていただき、輪が広がればと願っています。

国内だけではなく多くの外国の方々も立ち寄っていただき、話を聞いてくれました。中学生ながら、必死に伝えようと英語で話す姿は、まさに「生きた英語」「アクティブラーニング」だなと感じました。

「こども記者クラブ」として、近隣の小学生や中学生・高校生が取材してくれました。いろいろな質問に応えながら、こうした活動を通して「環境保全活動」の意識が高まり、活動の輪が子供たち主体で広がっていくと考えると、すばらしい活動だと実感した。

この世界湖沼会議を通して、英宏中学校の生徒は本当に貴重な経験ができたなと思います。
今回のような一生に一度の経験を、この水戸英宏中学校では叶えられるのです。
今後も英宏中学校科学部の活動に期待してください。